今年のティハル祭り(光の祭り）

ティハル　　

11月3日カグ プジャ(カラスの日)
4日ククル プジャ(犬の日)
5日ラクシュミ プジャ(牛の日）
6日ゴバルダン プジャ(モハ　プジャ)(ネワール新年)
7日バイ ティカ(男の兄弟の長生きと成功を祈る日）

光の祭りであるラクシュミ・プジャの日を中心に５日間にわたって行われるヒンドゥー教徒の祭りです。妹が兄を地獄から救い出す物語より始まった祭りです。光の祭りなので町全体がライトアップされ、家々は窓や玄関を花輪やランプで飾り、とても美しいです。家に親戚や友人を招き、ご馳走を食べます、祭りの１日目はカラスに、2日目は犬に、3日目は女神ドゥルガの化身である牝牛にご馳走を食べさせます。4日目・5日目は家の台所の床に色粉でマンダラを描き、花や果物をささげ、家族一人ずつの長寿を祈ります。5日目のバイ・ティカの「バイ」とは弟のことで、姉妹が兄弟に花輪を捧げ、ティカを与え、ご馳走を振舞います。姉妹がいない男性はお寺でプジャをしてもらいます。4日目のゴバルダン・プジャはネワール族の新年です。ティハールは全国的に行われますが、ネワール族が盛大に祝うため、カトマンズ盆地でのライトアップが一番美しいです。

ホームスティをする時の注意点
＊祭壇のある部屋（プジャ　コタ）には、家人の許可を得ないで
勝手に入らないでください。
＊お客様をもてなすということで食事をいろいろ用意してくれて
いますが、お腹がいっぱいでもう食べられない場合や、好きじ
ゃないものなどははっきりと「いらない（プギョ＝もういっぱ
いですのでいりません）」と言ってください。あいまいな態度
をとっていると強引にお皿に盛られてしまいます。また、お皿
に盛られたものも食べられないものは残して結構です。
＊他人が使った食器、指や口に触れたものは、ケガれているの
で、それを人に進めるのは失礼になります。自分の使った食器
で大皿や鍋から料理を取り分けるのもタブーです。
また、回し飲みするときも決して口をつけてはいけません。
＊ティハル祭りの４日目の日のモハ　プジャ（１年元気で送れる
ようプジャする）は、ネパールの人々にとって、とても大切な
行事です。家族全員が揃って行いますが、体験していただく家
庭、見学だけをしていただく家庭、と家庭によって違います。

２年前ヒマラヤ・トレッキンググループはこのティハル祭りに２日間ホームステイし、実際に体験していただきました。今年は出来ればこの祭りに合わせて行きたいと思います。皆様もぜひ一度は普通のネワル家庭にホームステイをし、祭りを味わってみませんか。

2010/07/16(fri)